シャープ、頼みのアップル液晶離れ? スマホ向け急失速…中国シフト裏目 (4/6ページ)

2015.10.4 07:10

 有機EL?

 さらに近い将来、ディスプレーそのものが、液晶パネルから有機ELに変更されるとの観測が浮上。今年の前半、業界紙を中心に「アイフォーンで有機EL検討」との報道が駆け巡った。

 有機ELは液晶と違ってバックライトが必要ないため薄型化が可能で、黒色の発色に優れた素材だ。ただ画面が焼き付く恐れがあることから、アップルは採用を控えていた。しかし、今年4月発売の「Apple Watch(アップルウォッチ)」のディスプレーには有機ELを採用したことから観測が広まった。

 現時点で、アップルがスマホ向けの有機ELを大量入荷できるめどはなく、来秋の新型アイフォーンのディスプレーには液晶パネルが採用される公算が大きい。ただ、再来年以降に発売されるモデルでの採用の可能性は否定できない。

 シャープは有機ELの生産設備を保有しておらず、「有機EL量産には2000億円の設備投資が必要」(幹部)。大きな投資ができないシャープは頼みのアップルからの受注を失いかねない。

苦戦に陥るなか、シャープは社外分社化を検討し…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。