便利容器採用の先駆けとなったのが、キッコーマンだ。2011年に「生しょうゆやわらか密封ボトル」を導入。押す力の加減で一滴単位で注ぐ量を調整できるようにしたほか、特殊構造の採用で鮮度も保てるようにした。現在は、しょうゆやめんつゆ、ぽん酢などに取り入れており「使い勝手が良いと高い評価をいただいている」(キッコーマン)という。ミツカンも、同様タイプのボトルを「味ぽん」や「酢」などに採用している。
■各社の主な便利調味料容器(商品/特徴)
宝酒造 タカラ「国産米100%」本みりん500ミリリットルらくらく調整ボトル/キャップを細口と広口に切り替え可能
日清フーズ 「日清クッキングフラワー」/ふり出し口と計量スプーン用の2つの出し口を用意
ミツカン 「味ぽん」「ちょいかけボトル」/量の調整がしやすい細口ボトル
キッコーマン 「生しょうゆやわらか密閉ボトル」/しょうゆは通すが、中に空気が張らない構造を採用
エスビー食品 「ラー油」/押す力を3分の1にしたうえ、ノズルが汚れにくいラッパ形状を採用