三菱重工業高砂製作所で製作中のJ形ガスタービン=兵庫県高砂市【拡大】
三菱重工業は9日、フランスの電力・ガス大手のENGIE(エンジー)とエネルギー関連技術の開発で包括提携したと発表した。両社は5日に行われた日仏首脳会談の成果を踏まえ、火力、原子力、再生可能エネルギーなど広範な分野の技術開発で協力し、全世界に提供する。
今回の技術協力は世界の各地域の電力事情、環境規制などに応じた発電設備の効率向上、二酸化炭素(CO2)排出の削減を可能にする技術、サービス開発に注力する方針だ。
具体的には、火力発電や周辺設備の最適化や高効率ガスタービン市場の開拓、カーボンフリーの基幹電源としての原発推進などの技術・サービスを開発する。
両社はこれまでも発電設備などで協力してきたが、さらに提携分野を広げる。
また、三菱重工は今回の包括提携とは別に、経営再建中のフランスの原子力大手アレバ傘下の原子炉製造子会社「アレバNP」への出資も検討している。5日の日仏首脳会談でも、フランスのバルス首相が安倍晋三首相に対して、フランスの原子力部門に資金面での支援を呼びかけている。