イオンが複数の取引先と共同で実施した貨物列車を使ったモーダルシフト=2014年12月(JR貨物提供)【拡大】
これまで苫小牧からタンクローリー車で全国に陸送していたが、清水工場までの海上輸送と同工場からの陸送に切り替えることで、年間1億円超のコスト削減を見込む。
味の素も昨年から、500キロを超える長距離輸送には貨物フェリーを使う物流システムを稼働させた。
ただモーダルシフトには、鉄道事故や災害などの輸送障害発生時に代替輸送手段が乏しいことや、海上輸送でも若手人材が不足し高齢化が進んでいるといった課題もある。さらなる普及にはこれらの問題解消が不可欠だ。(平尾孝)