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「クラウンは全方位の安全確保を目指してやってきており、すでに自動ブレーキやアクセルの踏み間違い防止、歩行者傷害軽減ボディーなども搭載している。ITSコネクトはインフラと協調しないとだめだが、交差点の事故を減らせる。クラウンがやることで他の車にも入るだろうし、インフラの整備が進めばいい」
--足元の販売の状況は
「消費税率引き上げの影響というより、セダンからスポーツ用多目的車やミニバンに乗り換えた人たちが戻ってこない。競合はベンツのCクラスなどだけでなく、法人利用ならクラウンではなく(高級ミニバンの)アルファードを選ぶ人も増えている。(新型クラウンの)月3700台というのはチャレンジングな目標だ」
--クラウンの今後の方向性は
「レクサスが日本人のシェフが作った洋食だとすれば、クラウンは日本の料理人が作った日本の創作料理だと思っている。(全面改良する)次のクラウンは15代目。徳川将軍家が15代だからというわけではないが、天下分け目の戦いだと思っている。クラウンの歴史が重すぎて、まだ早いというお客さまがいるが、そういうイメージを取り払い、若い人を取れるクラウンにしたい」