サントリー、青島ビールとの合弁解消を正式発表 売却額は156億円

2015.10.19 11:26

大阪市北区のサントリー本社

大阪市北区のサントリー本社【拡大】

 サントリーホールディングス(HD)は19日、中国ビール2位の青島ビール(山東省)との合弁契約を解消したと発表した。いずれも50%を出資する生産会社と販売会社の株式は青島ビールに来年春までに全て売却する。売却額は約156億円(8億2千万元)。上海市や江蘇省で約3割のシェアがある人気ビール「三得利(サントリー)」は青島ビールにライセンスを供与し、現地における生産・販売は続ける。

 サントリーの中国法人と青島ビールは2013年4月に合弁会社を設立したが、約2年で解消とした。

 サントリーHDは合弁会社解消の理由について、「現地のビール市場が縮小し、競合との競争も厳しくなってきているため」としている。

 今後はワインやウイスキーなど成長分野に経営資源を集中するとしている。

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