業務協力覚書を締結したみずほ銀行の林信秀頭取(左)と台湾銀行の李紀珠会長=20日、東京都千代田区【拡大】
みずほ銀の林信秀頭取は記者団に、「台湾をゲートウエー(玄関口)にすることで、日本企業が中国に展開しやすくなる可能性がある。台湾側から見ると、日本経由で環太平洋経済圏にリーチしやすくなる」と述べ、提携を核としたビジネスチャンス拡大に期待感を示した。
みずほ銀は日本勧業銀行時代の1959年、台湾に拠点を設け、海外進出を果たした。台湾銀も95年に日本に最初の海外支店を開設した。両行はこれまでも日本円と台湾ドルの資金面の相互支援などで協力してきた。