2015年9月中間連結決算を発表する東電の広瀬直己社長=29日、東京都千代田区【拡大】
中間期の売上高は、電力需要が低迷したことなどから、3兆1281億円と前年同期に比べ6.2%減少した。最終利益は3.7%減の2794億円。
東電は原発停止で財務体質が悪化し、社債の発行による資金調達が困難になっていた。だが、利益の改善を受け、今年9月末の財務の健全性を示す自己資本比率は連結で16.5%、単体で13.8%に改善した。
東電は社債の償還など今後2年間で約1兆3000億円の新しい資金が必要となる。このため、16年3月末までに単体の自己資本比率を15%まで回復させ、社債市場に復帰する計画だ。ただ、収支改善効果が大きい柏崎刈羽原発の再稼働が遅れれば、社債の発行も後にずれる可能性がある。