「天下取りおせち」(4万9800円)全34品の中には、コンペイトーやようひ餅など当時の武将が愛した“甘いもの”もセットになっている【拡大】
創業90余年の「正直屋」(東京都中央区)が提案するのは、外国人向けのおせち「賀正」(2万1600円)。2人分のお料理が1人1つのお重に分けられ、器付きのお雑煮が付く。「ひとつのお重を箸でつつきあうことが苦手な外国人の方もいらっしゃるかと思い、それを考慮してお重は別々に分けました。しかし、味付けは日本古来のおせち料理を踏襲。伝統的なお正月の味を体験いただきたいですね。料理によっては食べにくいものもあるかもしれませんが、それに挑戦することも楽しんでいただきたい」と、正直屋担当者。
また、日本唯一のおせち料理専門店である「板前魂」(大阪市東淀川区)が提案するのが「天下取りおせち」(4万9800円)。こちらは、戦国時代の武将が食べたというおせち料理を再現した内容に。特大の伊勢エビやアワビなどの豪華食材をはじめ、キジ肉の串焼きや、お好み焼きの発祥といわれる「ふのやき」など、当時の武将が食べていた料理を味わうことができる。料理を監修した食文化史研究家の永山久夫さんは「当時の料理を忠実に再現した、日本の食文化の歴史に触れられる献立です。日本人はもちろん、歴史好きの外国人にも興味深く食べていただけるのでは」と話してくれた。
“インバウンドおせち”をきっかけに、日本人も改めておせち文化に触れ、知識を深めるいい機会にしてみてはいかがだろう。
◇
■「ぐるなび食市場・おせち特集2016」
shop.gnavi.co.jp/Mallgn/special/osechi