ビール大手4社の2015年1~9月期連結決算が6日、出そろった。本業のもうけを示す営業利益は缶酎ハイやウイスキーの好調などでサントリーホールディングス、キリンホールディングス、アサヒグループホールディンスの3社が増益を確保した。
サントリーの連結決算は、国内外でウイスキーや清涼飲料の販売が好調だったことから売上高、営業利益で過去最高だった。キリンの営業利益は前年同期比26.6%増の1023億円となった。「一番搾り」などのビール類の販売数量が伸びたものの、清涼飲料の販売促進費がかさみ国内飲料事業は営業減益だったが、医薬・バイオケミカル事業の新薬好調などでカバーした。