■「ロサンゼルス自動車ショー」で際立つ存在感
米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催中の国際的な自動車展示会「ロサンゼルス自動車ショー」は連日、大勢のモーターファンでにぎわっている。
カリフォルニア州は米国のモータリゼーション(自動車化)の象徴ともいえ、同自動車ショーは1907年以降、毎年開催されてきた。
近年は自動車とITの融合や、エコカーなどが話題を集めているが、会場を見て回ると、やはりSUV(スポーツ用多目的車)の存在感が際立っているのが米国ならではだと思う。
米国ユーザーのSUVへの関心は多様化している。日本メーカーも、日本国内では未発売の車種をこぞって展開していることは周知の通りだ。
◆サイズ展開充実
マツダが初公開した新型「CX-9」は2007年の発売以来の全面改良。排気量2500ccのターボエンジンを採用し、3700ccエンジンを搭載した現行型と比べ燃費性能を約2割改善したという。ただ、座席は3列で7人乗りが可能となり、日本ではこのサイズの展開はない。
マツダは昨年の同自動車ショーで小型SUVの「CX-3」を発表。ボディーサイズがさらに大きい「CX-5」と、今回発表した「CX-9」の3種類がそろい、米国ユーザーの選択肢は広がる。
日産自動車の高級ブランド、インフィニティはさらに細かくSUVのラインアップをそろえる。日本の日産スカイライン・クロスオーバーは「QX50」という車種になっているが、「QX60」「QX70」「QX80」と大型化していき、外観も全く違うタイプになっている。
今回は最もコンパクトな「QX30」を公開。SUVにしては車高が低く、斬新な外観はBMWの「X1」やメルセデス・ベンツの「GLA」、アウディの「Q3」などドイツ勢の高級コンパクトSUVと対抗するモデルとして投入された。