農業関連の金融ビジネスが広がっている第四銀行【拡大】
■6次産業化や販路開拓など商機拡大
誰もが「米どころ」として知る新潟県。コメの作付面積・収穫量および農業出荷額はいずれも全国1位。海岸に広がる砂丘地から山間高冷地までの特色ある立地条件を生かして多様な品目の野菜も栽培されているほか、古くから落葉果樹の栽培が盛んな地域だ。
第四銀行は、こうした新潟県の基幹産業である農業・食品関連分野の活性化を目指して「にいがた食活プロジェクト」を展開。コンサルティング推進部に農業・食品担当者を配置し、「しょくエコプラス!」など各種展示商談会の開催、「にいがたブランド向上委員会」による企業ブランディング支援、「だいし食品産業活性化ファンド」を通じた6次産業化支援など、さまざまなアグリビジネス支援活動を行っている。
2012年5月には、東京日本橋の東京支店ビルにレンタル展示商談スペース「ブリッジにいがた」を開設。三越本店前という好立地を生かし、首都圏での販路開拓も強力にバックアップしている。
最近では、新潟市が農業の国家戦略特区「革新的農業実践特区」(農業特区)に選定されたことで、銀行のビジネスチャンスが拡大し、県外からも注目が集まっている。