コスモエネルギーHD(旧コスモ石油)がカービジネス事業に本格的に参入した。石油製品販売のコスモ石油マーケティングがサービスステーション(SS)に併設する形で「くるまの相談窓口 ビークルショップ」をオープン。販売・リース・保険・車検・メンテナンス・売却まで網羅したカーライフ関連事業に乗り出す。
20日朝、関東1号店となるビークルショップ熊谷店(埼玉県熊谷市)のオープンセレモニーが行われた。本業といえる石油製品の販売だけでなく、カーライフ関連事業全般を強化するという2013年に打ち出した「コスモビークルビジョン」の本格的なスタートとなる。
セレモニーに出席したコスモ石油マーケティングの佐野旨行社長は「2020年度には200億円の営業利益を安定的にあげるという目標を掲げる中、このビジネスで40億円は稼げるようにしたい」と力を込めて語った。
ショップに社内研修で育成したカーライフコンシェルジュを配置。お客が落ち着いて相談できるよう専用の商談スペースを設けたほか、大型モニターやタブレットを使った車選びコーナーも新設。新たに開発した専用システムで国産全メーカーを比較したり、360度のパノラマ画像で車の内装を見ることができる。