さらに整備工場を完備し、車購入後のオイルやタイヤの交換といったメンテナンスのほか、車検・板金・修理といったアフターサービスの体制を整えた。自動車保険も扱っている。給油でSSに来たときに点検を行い、車を常にベストな状態に保つという。
同社がカービジネスに本格参入した背景には、エコカーや低燃費車に人気が集まるにつれて、ガソリン、軽油など燃料油の需要が減少してきたことがある。資源エネルギー庁のガソリン需要見通しでも、年々1.8%ずつ減少していくと予想しているという。
一方、車両販売、アフターケア、保険、車検まで含めたカーライフ事業は、全体の25%を占める燃料油を除いても、約27兆円の規模が維持されているという。カーライフ事業への参入は急務の課題であり、佐野社長も「これまでSSではガソリン・軽油を販売してきたが、その4倍の収益機会を狙っていく」と期待をにじませる。
同社のマイカーリースは11年4月から「コスモスマートビークル」のブランドで開始。今月までに類型契約台数が2万3千台を突破するなど順調に成長してきた。スマートビークルの加盟店は100、SSでは931カ所が扱っている。
スマートビークルをさらに充実させたビークルショップは、来年1月までに全国14カ所のSSに併設することが決まっており、20年までに500店舗まで増やすとしている。