ドイツのフランクフルトで開かれた自動車ショーで撮影されたフォルクスワーゲン(VW)のロゴ=9月(AP)【拡大】
新たな不正も浮上している。11月には排ガス中の二酸化炭素(CO2)排出量を偽っていた疑いが内部調査で発覚。対象車約80万台には主力車種「ポロ」「ゴルフ」や、アウディ「A1」などの最新モデルも含むとみられ、対策費は20億ユーロ(約2600億円)に上る。不正の拡大はブランド力を低下させ、一層の販売落ち込みも懸念される。
VWは14年末時点で901億8900万ユーロ(約11兆8千億円)の純資産を誇り、一時の業績悪化で経営不安に陥る可能性は低い。だが、経営コンサルタントの小宮一慶氏は「対象車の多いEUでどうリコールするかによって費用が膨らみ影響が拡大する可能性がある」と指摘。独政府に支援を求める事態になる可能性もゼロではない。(会田聡)