声優の古川登志夫さん=15日、東京都港区の文化放送(三品貴志撮影)【拡大】
「青山二丁目」は、声優事務所「青二プロダクション」の声優によるラジオドラマ番組。平成18年にスタートし、今秋で放送500回を迎えた。古川さんは「ラジオドラマは映像の助けがない分、声優にとっては難易度が高い」と話しつつ、「自分のテンポで話せるし、イマジネーションをかき立てる」と、その魅力をかみしめる。
アニメ「機動戦士ガンダム」のカイ・シデンや「ONE PIECE」のエースなど、40年以上のキャリアを持つベテランで、「この年になると、もう怖いものはありません」と笑う。
一方、「動物、植物、魚類、鳥類、宇宙の果ての神、悪魔まで、いろんな役をやりました。でも、年寄りの役は意外と少ないんです」と告白。「この年だからこそ、老人役をやってみたい。守備範囲を広げていきたいですね」と力を込め、声優業への飽くなき追求心をみなぎらせた。