マツダ、ロータリーエンジン復活へ「6合目」 今あえて開発する理由とは… (2/3ページ)

2015.12.17 06:18

マツダ独特のカラー「ソウルレッド」が映える「RX-VISION」=東京ビッグサイト(撮影:大竹信生)

マツダ独特のカラー「ソウルレッド」が映える「RX-VISION」=東京ビッグサイト(撮影:大竹信生)【拡大】

  • マツダ「RX-VISION」のインテリア=東京ビッグサイト(撮影:大竹信生)
  • マツダの「RX-VISION」=東京ビッグサイト(撮影:大竹信生)
  • マツダの「RX-VISION」
  • マツダの「魂動デザイン」を反映させた新世代のラインアップ
  • 1967年に発売した「コスモスポーツ」を通じて、世界で初めてロータリーエンジンの実用化に成功

 --商品化は近いのか

 「6合目くらいに来ていると思う。テスト車ではいい結果が出ているが、車はいろんな状況で使われる。市販車にしたときに品質問題がないか、市場で確認するのが一番の課題だ」

 --他のエンジンの性能向上が進む中、あえてロータリーエンジンを出す必要はあるのか

 「小さくて軽くて高出力というのが一番の魅力だ。発電機として使うこともでき(エンジンで発電して電気自動車の航続距離を伸ばす)レンジエクステンダーも考えている。水素を燃焼させる場合も、燃焼する場所と排出ガスを出す場所が違うので、異常燃焼を起こしにくい。工場で出る水素でロータリーエンジンを回して発電するのはあってもいい」

【プロフィル】藤原清志

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