【クールジャパンの匠たち】精密で根気よく 服作りに日本の感性 (1/3ページ)

2015.12.19 05:00

大丸製作所2で作られたプロダクツを集積させ、東京・新宿の伊勢丹百貨店の空間に生み出されたインスタレーション。一つ一つの造形にデザイナーの思いが込められている

大丸製作所2で作られたプロダクツを集積させ、東京・新宿の伊勢丹百貨店の空間に生み出されたインスタレーション。一つ一つの造形にデザイナーの思いが込められている【拡大】

  • 大丸製作所2のフロアでは、若い日本人クリエーターが製作に携わる

 □大丸製作所2(oomaru seisakusho 2,inc)代表・大丸隆平

 米ファッション界の心臓部、ニューヨークのマンハッタンに本拠を構え、ものづくりをメード・イン・ジャパンの精神で貫いて圧倒的な支持を集める。誰もが知る世界の大御所、今をときめくハイエンドブランドに、日の出の勢いにある新進と、デザイナーが次々と訪れ、日々に新たな創造がなされている。

 クリエーションを行う10人余りのパタンナーは全て日本人。デザイナーが創作のイメージを託して平面に描いた絵を立体のプロダクツとして成立させ、実際の服へと命を吹き込んでいく。パタンナーはデザイン画から服などの型紙を起こす専門家だが、生地の選定から提案し、原価や工程を勘案した収益性なども包括した総合的なコンサルティングを行っている。

 「マテリアルを詳細に決めているデザイナーもいれば、イメージだけを絵にしている場合もあります。どんなものを作りたいのかを話し合い、感覚的なものを整理整頓し、因数分解でもするように方向性を明らかにして、論理的なプロセスを通してものを作っていきます。精密で根気よく積み上げる日本人の感覚や感性が生かせます」

 20に及ぶブランドを手掛け、年間で約2500型ものプロダクツを生む。型紙を起こし、布を立体裁断してプロトタイプを作る。モデルがフィッティングして修正を行い、サンプルパターンが出来上がり、ショー用のサンプルとなる。ショー当日はバックステージに控え、万全の形でランウエーへと送り出す。いくつもの段階でチェックを行い、膨大な時間が積み重なる。

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