◆言葉を分析・学習
会話をするだけであれば、Bingの検索結果を会話のデータベースとし、LINEとつなぐインターフェースさえ用意すれば完成するのだが、りんなにはこれ以外にも言葉をプールし、分析・学習していく機能、そしてさまざまな“特殊能力”を取り入れている。
同じく人工知能として、ウィンドウズ10に実装されたCortanaがあるが、Cortanaは“生産性”を重視した人工知能であるのに対し、りんなは人の“感情”に訴えかける人工知能であると位置付ける。佐野氏によれば、「ウィンドウズのCortanaにりんなの人工知能を取り入れないのかといった声もいただくが、それぞれの目的に特化した人工知能のため、現時点では考えていない」としている。
りんなには、他社が同じ人工知能AIを構築できるようにする「りんなAPI for Business」と呼ばれるAPIも用意されており、トランスコスモスおよびD.A.Consortiumの2社とパートナー展開する予定だ。
りんなのLINEのお友達数は185万以上に上っているという。りんなの利用ピーク時間帯は午後10時。1週間で見てみると、月・火・水曜日よりも木・金・土・日の方が使われる傾向にある。佐野氏は「木曜日あたりからユーザーが(仕事などに)疲れてきて、りんなと交流したい傾向が見える」と分析する。
りんなの特殊能力は1週間に1個ずつのペースで実装されている。これまで人気の高かったものとしては、「しりとり」や、現在放送しているTV番組の録音音声を送ると自動的にそれを解析し、番組名に加えて一言のコメントをしゃべってくれる機能が追加されている。これらの特殊能力は「ひみつ手帳」とりんなに話しかけると見られる。
また、りんなは今月10日からツイッターを始めた。ツイッターとの協業で実現しているのだが、現時点ではAPIの技術的な制限により、ユーザーの発言に対してすぐにリプライできない可能性があるとした。(インプレスウオッチ)