大分県別府市の“資産”は何と言っても温泉。日本一の源泉数を誇り400軒以上の宿泊施設が集結する。地熱発電など温泉を活用したビジネスも活発化しており、ベンチャー企業も台頭しつつある。温泉成分を活用した化粧品の製造販売を行うサラヴィオ化粧品もそのひとつ。濱田拓也社長は「将来はアトピー性皮膚炎の患者に商品を無料提供するなど、社会貢献も実現したい」と話している。
--別府温泉を活用した化粧品を開発している
「イタリアではローマ帝国の時代から温泉の泥を使った治療が行われていることで、観光客が訪れ地域の活性化に大きな影響を与えている。地元の別府温泉でもできないかと考え研究に着手し、温泉の中に潜む微生物である藻に着目した。発見した4つの新種のうちの1種類は特許を取得し、『温泉藻類RG92』と名付けた。スキンケア、化粧品として商品化し、自社サイト、美容室、一部百貨店などで販売している」
--2月に中小企業の表彰制度「ジャパンアワード」で「地方創生特別賞」を受賞した
「研究チームによる温泉研究と、藻を活用した商品を開発した取り組みが評価されてうれしい。地方創生の核として、地域の宝である別府温泉の研究をさらに進めて、より多くの人の美容と健康に貢献できる商品を世に送り出したい」