--新商品の開発は
「2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、アスリート向け商品を来年発売予定で開発している。食品メーカーとの共同開発による食品添加物の商品化も進めている。機能性表示食品としてのサプリメントの研究には、経済産業省から補助金が支給されている」
--初の直営店をオープンした
「東京・浅草に今月オープンした地方の魅力が体験できる商業施設『まるごとにっぽん』に『おおいた温泉座』を出店した。当社の商品を販売するほか、観光名所、特産品も紹介する。東京やインバウンド(訪日外国人観光客)をつなぐ発信地として当社だけでなく、大分県と別府温泉のPRに努めたい」
--今後の展開について
「コールセンターを増員し、ホームページをバージョンアップして直販を強化する。テレビ通販を本格化するほか、免税店、百貨店、量販店にも販路を広げる。海外向けには韓国、台湾、香港、タイに輸出しているが、20年には東南アジア全域を網羅する。現在の売上高は10億円だが、来期は25億円に、20年には100億円へと伸ばす」(佐竹一秀)
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【プロフィル】濱田拓也
はまだ・たくや 住宅メーカー、飲食店勤務を経て2006年7月サラヴィオ化粧品を設立し、現職。30歳。大分県出身。
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【会社概要】サラヴィオ化粧品
▽本社=大分県別府市鶴見実ノ屋敷1356-6
▽設立=2006年7月
▽資本金=6300万円
▽従業員=60人(15年4月1日時点)
▽売上高=10億円(15年3月期)
▽事業内容=化粧品などの製造販売