平面図や立面図、電気設備の配線図、空調の配管図といった複数の図面を組み合わせる従来方式より、関係者同士がイメージを共有しやすく、配管ミスなどの不備が一目瞭然。設計変更の際も、一部を変えると他の必要箇所が自動的に修正されるため、図面を何枚も書き直す必要がない。
たとえばBIMの導入前で、鹿島は多いときでビル1棟につき数千ページの図面を作成しており、2次元図面のやりとりでは調整が難航するケースもあった。BIMの導入後は、図面に関わる人員を効率化でき、中には施工までの期間が「数カ月単位で短縮されたケースもあった」という。
国交省もICT活用へ
国土交通省の調査では、年間の建設投資額は10年度の41.9兆円から14年度は48.4兆円まで上向いてきた。今後も20年の東京オリンピックへ向けて都心部を中心に大規模開発がめじろ押しとなっている。建設大手や準大手などが加盟する日本建設業連合会によると、このままアベノミクスによる高成長が維持されれば、25年度には52.6兆円まで拡大すると推計される。