【2016 成長への展望】三井住友フィナンシャルグループ社長・宮田孝一さん (2/2ページ)

2016.1.4 05:00

 --貸出金利から預金金利を差し引いた「利ざや」は低いままだ

 「今後も厳しいだろう。貸し出しの金額を増やすことや手数料ビジネスに力を入れる。手数料ビジネスは、銀行の法人顧客を証券に紹介するなど、銀行と証券の連携を深めてビジネスを複合化させる。新規株式公開(IPO)の主幹事案件は昨年が24社となり、初の2位となったが、勢いを持続し1位を狙いたい。個人でいえば2014年7月以降、三井住友銀行がSMBC日興証券に紹介して増えた預かり資産の増加額が7800億円だったが、17年3月末までに資産残高を4兆円にしたい」

 --4兆円に向けての施策は

 「グループに入ったSMBC信託銀行をいかに取り込むかが課題だ。新たな顧客が入るので、相互に顧客を紹介し、サービスを提供する取り組みをしていく。SMBC信託は、個人の富裕層や大企業の不動産売買の取引のところに力を入れるなど規模の拡大にも力を入れたい」

                  ◇

【プロフィル】宮田孝一

 みやた・こういち 東大法卒。1976年三井銀行(現三井住友銀行)入社。三井住友銀行常務執行役員、取締役兼専務執行役員を経て、2011年4月から現職。徳島県出身。

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