縫製業再興へ仲介サイト展開　ステイト・オブ・マインド　坂本愛子取締役 (3/3ページ)

　－－短い期間でシステムを開発した

　「アパレル業界出身の伊藤社長はＩＴについては門外漢だ。注文は『縫製のクラウドソーシングサービスを翌年１月末までにリリースしたい』というだけだった。そのときすでに１１月になっていた。リリース時期を考えると３カ月しかなく開発期間としてはぎりぎりだったが、それでも伊藤社長に対する開発コンセプトの聞き取りに、丸１カ月を費やした。１２月になってようやく着手したが、大きな裁量を与えられてスピーディーに開発が進んだ」

　－－これまでのヌッテの実績は

　「日本在住の英国人デザイナーがブランドを立ち上げネット販売を始めたほか、着物の現代風ドレスへのリメーク、パリコレのサンプル、アイドルグループの衣装など個性的で多様な商品を生産している。実務経験の長いプロの縫製職人だけでなく、一般家庭の主婦も登録している。子育てをしながら実店舗販売用製品の縫製をするなど、職人以上に稼いでいる主婦もいる」

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【プロフィル】坂本愛子

　さかもと・あいこ　大阪工大工卒。システムインテグレーション会社、フリーランスを経て、２０１５年２月ステイト・オブ・マインド設立に参画し、取締役就任。４０歳。京都府出身。

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【会社概要】ステイト・オブ・マインド

　▽本社＝東京都渋谷区東１－１１－３　ウッドハウス３０１

　▽設立＝２０１５年２月

　▽資本金＝３０２１万５０００円（資本準備金を含む）

　▽従業員＝４人

　▽事業内容＝クラウドソーシングサービスの開発・運営