--農業にどう取り組むか
「日本で培った原料調達から生産、小売りまでの垂直統合モデルをインドネシアやミャンマーで展開しているが、農業の生産が課題だった。コーヒーやカカオの生産・加工の世界トップクラスである農産物商社のオラム(シンガポール)に資本参加。環境にも対応して安心・安全が確保できる生産・加工に、当社が持つ日本やアジアの物流や小売り機能を連携させ、成長するアジアなどの消費市場を開拓する」
--長期的な視野で投資できる戦略予算は
「3カ年で1000億円の投資枠はほぼ使った。営業本部の投資基準には合わないが、中長期に必要なものを全社的に発掘している。トルコの財閥チャルク・ホールディングの子会社に出資することでトルコの優位性を生かし、中央アジアやアフリカを攻める」
◇
【プロフィル】小林健
こばやし・けん 東大法卒、1971年三菱商事入社。2003年執行役員、プラントプロジェクト本部長、常務新産業金融事業グループCEOなどを経て、10年6月から現職。東京都出身。