--昨年、インドネシアの高速鉄道計画で日本が失注する事態となったが、中国をどうみる
「空港建設などで強みを持っているが、本気で受注を競うライバルというほどではない。ただ、中国は借款などの資金面で戦略的にプロジェクトを取りに来る。民間だけでなく、国同士の信頼関係がこれまで以上に大切だ」
--リニア中央新幹線の「南アルプストンネル」が昨年12月に着工した
「『必ず受注したい』と意気込んでいた工事だ。最難関とされる工区を担うことを誇らしく思っている。全社を挙げて挑戦し、磨いた技術を将来につなげたい」
--技能労働者の不足が懸念されている
「全国の協力会社を合わせると約4万人に上る。『大成建設の下請けは働きやすい』という環境作りが何より大切だ。賃金待遇や社会保険加入などの向上はいうまでもなく、協力会社同士のヨコ連携もサポートしていく。経営者はみな次世代の育成に苦労しており、業界のリーダーとして当社が支援していきたい」
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【プロフィル】村田誉之
むらた・よしゆき 東大工卒。1977年大成建設入社。大成建設ハウジング社長、大成建設関東支店長、常務執行役員建築総本部長兼社長室副室長などを経て、2015年4月から現職。埼玉県出身。