--商社がビジネスで国に貢献できる分野は何か
「強みの生活消費関連だ。『爆買い』ではないが、中国人に日本のいい商品やサービスを紹介し、日本企業にもうけてもらいたい。目薬などの生活用品や家電、縫製がしっかりしているアパレルや靴下も人気だ。例えば中国人は、アパレル製品であれば紫や赤の色合いが好みだ。長年の蓄積を生かし、中国人の嗜好(しこう)に合った商品企画をメーカーに提案したい」
--今年の課題は何か
「バランスシートの改善に向け、猛烈な勢いで資産の入れ替えをしており、これをさらに加速していく。ブラジルの鉄鉱石(生産販売会社)『ナミザ』は連結対象から外れ、米国の建設資材会社も利益がでているうちに売却した。思い切って資源関連の減損も前倒しでやっていく」
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【プロフィル】岡藤正広
おかふじ・まさひろ 東大経卒。1974年伊藤忠商事入社。2002年執行役員、常務.繊維カンパニープレジデント。専務、副社長を経て、10年4月から現職。大阪府出身。