建機の動作のうち、旋回が7割を占める。住友建機は、そこに目を付け、建機の中に電動旋回装置を搭載した。旋回を減速するときに発生するエネルギーと大型アシストモーターからの電気エネルギーを蓄電池に充電。旋回を加速するときに、蓄えた電気エネルギーを使うことで、スピーディーでスムーズな旋回動作と大幅な燃費低減を実現させた。また、効率良く、電動モーターを稼働させることで、排ガスを削減する。
土をかきこむパワー拡大
燃費低減などのメリットがある一方、ハイブリッドショベルの課題は油圧ショベルよりもパワーが出ない点だ。環境に優しく、燃費性能が上がることについて、多くの建設関係者が理解しているものの、「油圧ショベルよりもパワーを出せないと不安視する顧客が多い」(技術部ハイブリッドショベル開発グループの曲木秀人主任技師)。
そこで、住友建機は、ショベル部分の大きさを0.8立方メートルから0.9立方メートルに拡大させることで、土をかきこむパワーを高めた。曲木主任技師は、「ショベルを大きくすることで、力強い動きが可能となり、顧客満足度は明らかに以前よりも高まった」と語る。