国内ワイン最大手のメルシャンは13日、2016年の事業方針説明会を開き、ワインの今年の販売目標を前年比4%増の726万箱(1箱は約9リットル)に設定したと発表した。市場予想の2%増を上回る伸びを見込んでいる。15年の販売実績は1%減の696万箱だった。同日、東京都内で会見した横山清社長は「ワインの多様化を推進し、市場の拡大を牽引(けんいん)していきたい」と意欲を示した。
16年は人気のチリワインブランド「カッシェロ・デル・ディアブロ」シリーズに1000~2000円の中・高価格帯の品ぞろえを拡充し、同ブランドの販売目標は52%増と強気な計画を打ち出している。また、日本ワイン「シャトー・メルシャン」の販売も強化する。とりわけ白ワインの販売を強化し、販売目標を20%増に設定した。
ワインにカシスリキュールやコーラなどを加えた新商品「ワールドワインスタイル」シリーズを3月に発売。アルコール度数は6%で、価格は292円。日本市場では甘口ワインや低アルコールワインなどが20~30代に人気。同社は、ワインに果汁を加えたサングリアの拡販や新商品の投入などで、飲用者の裾野拡大につなげたい考えだ。