ビール類の市場は今年も、少子高齢化などを背景に1、2%程度縮小することが予想されている。ビール各社は酒税の改正をにらみ、引き続きビールを重視する戦略を鮮明にしている。
アサヒは、3月末に「ザ・ドリーム」を売り出し、需要喚起を狙う。キリンは全国47都道府県ごとに味わいが異なる地域限定ビール「47都道府県の一番搾り」を5月から順次発売し、てこ入れを図る。
サントリーは、高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」シリーズに新商品を設定する。サッポロは主力ビール「黒ラベル」に使用する麦芽を変更したり、派生商品を投入する予定だ。