【クールジャパンの匠たち】「訪日ゲスト」迎えマーケット拡大 (2/3ページ)

2016.1.16 05:00

訪日ゲストの誘客イベント「MOMOTAROHOTWEEK」が昨年12月に岡山市で開催され、全体が免税店となっている商店街を舞台に買い物体験などでにぎわった

訪日ゲストの誘客イベント「MOMOTAROHOTWEEK」が昨年12月に岡山市で開催され、全体が免税店となっている商店街を舞台に買い物体験などでにぎわった【拡大】

  • 公式ウェブサイトでは英中韓の外国語などでショッピングの情報とストーリーを紹介(画面は簡体中文)
  • ジャパンショッピングツーリズム協会専務理事事務局長新津研一

 「海外に向けての発信はまだまだ少なく、ショッピングについては特に顕著です。外国語で伝えるという最初のハードルは思いのほか高いものです。観光地の基本的な情報は一度の発信で、ある程度は固定化できますが、ショッピングは取り扱う対象が毎日変わり、情報の更新を継続する必要があります。ドラッグストアの商品は留学生がSNSなどで発信し、評判を呼びました。飲食店や小売店の取り組み、地域の魅力も外国語で伝えることで可能性が開けていくはずです」

 伝統工芸もポップな文具も、高級料亭にも商店街のコロッケにも、それぞれの魅力があり、ショッピングには多様性が求められ、日本は大都市圏だけでなく全国津々浦々で日本らしさを発見し、体験できる買い物天国だと訴える。ショッピングツーリズムは経済効果に限らず、精神的、文化的な豊かさをもたらすという。

 「訪日ゲストは著名な観光地ばかりでなく、小さな町にも足を延ばしています。金物を扱う個人の商店や街角の文具店にあった品物の素晴らしさに感激され、自分では気づいていなかった魅力を発見された商店主も多くいらっしゃいます」

 山と川しかないと地元の人が言う土地の自然や風物に感動し、日本人が見いだせなかった価値が掘り起こされると指摘する。訪日ゲストを受け入れることでコミュニケーションが生まれ、誇りが呼び起こされ、地域の活性化につながるという。

 「何千キロも向こうから私たちのいる場所を訪れ、暮らしに触れ、心を動かし、目を輝かせている。それだけで素晴らしいことです。日本を体験してもらうことで、日本人の存在意義が喚起され、日本ならではの美しさ、豊かさがより深く大きなものになります。まず触れ合うことから始めましょう。四季に恵まれ、多様性に富んだ日本の魅力を一緒になって発信していきたいと思います」(谷口康雄)

                   ◇

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。