--資源価格が下落している
「原油価格下落については、自動車の販売増や大型化が期待できる半面、エネルギー向け鋼材の需要が減るのはマイナスだ。鉄鉱石については、顧客の値下げ要求が強まり、鋼材価格がそれ以上に下落しているので足元の収益は悪化しつつある。資源大手が供給量を増やし、中国の景気減速による需要減もあるので、下落傾向はなかなか収まらないだろう」
--今年の鉄鋼業界をどうみる
「国内経済は比較的堅調で、来年は消費税増税の駆け込みも見込まれるので、内需は15年より少し増えると思う。問題は中国の景気や過剰設備で、業界にとって厳しい時代が続く。高技術を要する製品の開発や、上工程を中心とした製造基盤の充実を進める」
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【プロフィル】柿木厚司
かきぎ・こうじ 東大経卒。1977年川崎製鉄(現JFEスチール)入社。2007年常務、10年専務、12年副社長などを経て、15年4月から現職。茨城県出身。