三菱商事は20日、米ガスマーケティング会社のシーマ・エナジー(テキサス州)を完全子会社化することで親会社と合意したと発表した。買収金額は明らかにしていない。
シーマは北米で1500社の顧客基盤を持ち、現在700万~800万トンのガスを市場から調達販売している。三菱商事は今後参画するルイジアナ州のキャメロンLNG(液化天然ガス、持ち分400万トン)やカナダLNG事業向けガス調達を受注したい考え。販売規模を生かし、安価なガス調達などのノウハウを蓄積し、将来的に全世界でのガス販売事業を拡大する。
三菱商事は2008年にシーマの株式34%を取得していたが、子会社のエムシー・グローバルガス(MCGG)を通じて残りの66%も取得する。三菱商事はカナダのシェールガス開発に参画し、生産から販売までのさまざまなバリューチェーンを構築することで原油やガス価格下落のリスク回避につなげる。