--一昨年7月まで1バレル=100ドルを超えていた原油価格が需給バランスの悪化で20ドル台にまで落ち込んだ
「100ドルからの下落局面のときはあらゆる対応をとるため対策に追われたが、今の水準まで下落すると対応も限られる。(義務づけられている)原油備蓄の在庫評価損は避けられないが、ステークホルダー(利害関係者)に対しては、原油価格の上昇局面でも一貫して評価損益を除いた真の業績を示してきた。原油価格の急落を踏まえれば、昨年12月期は前期に続き赤字決算が免れない。だが、理解は得られると思っている」
--電力小売り全面自由化を受け、4月から家庭用電力販売を始める
「電力事業も石油事業と同じで安定供給を第一に考えている。一定規模の自前の電源がない地域では安定供給できない。主力の火力発電所は東京電力管内に立地する。当面、東電管内以外でのサービス展開は考えていない」
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【プロフィル】亀岡剛
かめおか・つよし 関学大経卒。1979年シェル石油(現昭和シェル石油)入社。製品貿易部長、執行役員近畿支店長、常務執行役員、副社長などを経て、2015年3月から現職。兵庫県出身。