携帯販売正常化、ＮＴＴ社長に聞く　「１月末がゴールではない」 (1/2ページ)

　総務省の携帯電話料金引き下げ方針を受けて、販売正常化に向けた取り組みが始まる。ＮＴＴの鵜浦博夫社長に今後の通信市場の動向を聞いた。

　－－今年の携帯市場はどう変化するのか

　「競争が変化していくスタートの年になる。端末に偏った競争から、多様なサービスや料金メニューの組み合わせによる広い選択肢の中での競争に移っていく。（携帯各社が割安料金プランや販売奨励金の是正策を表明する）１月末がゴールではない」

　－－ＮＴＴドコモの業績が回復し、２０１６年３月期の連結業績が上方修正されるとの市場予想もある

　「一昨年（１５年３月期）はどれだけ収益が減少したか。新料金プランが利用者に喜ばれて大幅な減収減益になった。それが戻っているだけだが、改善しているのは喜ばしい。投資家や株主にもきちんとやっていることが理解されると思う」

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