スタディストの鈴木悟史社長【拡大】
--ティーチミービズの導入企業の反応はどうか
「マニュアルを簡単に作製できることが好評だ。ひな型に沿って、業務の手順ごとに作業をスマホで撮影し、貼り付けるだけでいい。説明文や記号を加えることも簡単で、10分もあれば、ひとつの業務工程をつくることが可能だ。経営統合した大手金融機関が導入し、統合効果を高めることに寄与したと自負している。外食チェーンや小売店など労働集約型のサービス業にも使っていただき、従業員の技能向上に役立ていただいている。2013年9月に開発し、わずか2年あまりで国内の約650社が導入している」
--今後の展開は
「これまでマニュアルは、管理が面倒な割に使い勝手が悪く、企業にとってはネガティブにとらえられていた。ティーチミービズは、そうしたマニュアルのイメージを変え、拡張性を持たせていきたい。スマホをかざすだけでマニュアルを閲覧できるような技術開発では、製造業のIoTとしての活路もあるかもしれない。また、外食チェーンが海外に業務を広げるときにも、活用してもらえるように東南アジアを中心にグローバル展開も考えていく」(小島清利)
◇