金額以上の価値
パナソニックは平成24年6月の津賀社長の就任後、事業の重心を消費者向けからBtoBに移している。全体の売上高は7兆円台で推移。家電事業は約2兆円の売り上げを維持するが、競争激化もあって大きな伸びは見込めない。売上高を10兆円に伸ばすにはBtoB事業の拡大が不可欠とはいえ、買収するハスマンの年間売上高は約1300億円。その分の上乗せがあっても、目標達成へのハードルはまだまだ高いのが現状だ。
津賀社長は「ハスマンの買収は単純に売り上げを追うためではない」と断言。その上で「BtoB事業の強化を明確にするうえで重要な位置づけとなり、金額規模を超えた価値がある」と話す。
買収後のハスマンは37あるパナソニックの事業部の1つとなり、現在の経営陣は留任する。海外に本拠を置く事業部としてはアビオニクス(航空機向け事業)に次いで2つ目となる。