造船重機、下方修正相次ぐ 工事遅れで損失計上 設計など見通し甘さ露呈 (2/3ページ)

2016.2.5 06:39

事業計画の進捗(しんちょく)について説明する三菱重工業の宮永俊一社長=4日、東京都港区

事業計画の進捗(しんちょく)について説明する三菱重工業の宮永俊一社長=4日、東京都港区【拡大】

 IHIも最終損益が300億円(前期は90億円の黒字)の赤字になると2日発表した。インドネシアの子会社が製造したボイラーで設計指示と異なる材料を使い、補修費用が発生したためだ。トルコの横断橋工事や海洋構造物でも工事遅れで損失を計上した。通期見通しの下方修正は3度目で、株価が大幅下落するなど市場では同社への不信感が高まっている。

 三井造船も子会社が製造する船舶建造工事が遅れ、機材や人材の追加投入で損失が拡大するため、最終利益予想をこれまでの130億円から60億円(前期比36.6%減)に引き下げた。

 各社に共通するのは設計や工期の見通しの甘さで、市場の信頼回復に向けて徹底したリスク管理が求められている。

造船重機大手5社の2015年4~12月期連結決算

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