バーチャルリアリティーを活用した「防災・減災訓練システム」のデモコンテンツによる、災害の疑似体験【拡大】
過去に体験しなかったような大災害に遭遇し、腰が抜けて動けなくなった人が大勢いた半面、現地採用の従業員は慣れていたためか、速やかに落ち着いて避難していた。このとき「大災害は実体験をしないと分からない。VRで事前に体験すれば心構えができるのではないか」と事業のヒントを得た。
HMDを使うことについて、古瀬弘康最高技術責任者(CTO)は「大型ディスプレーと比べて臨場感が全く違う。体験することで行動に移すきっかけ作りにしてもらいたい」と話している。家具の下敷きになることや、割れたガラスが頭上から落ちてくることを想定したシーンも入れる考えだ。大規模な訓練をしにくい原子力発電所や空港、病院などでの活用を想定している。
自然災害の他にも、政情不安な国に赴任する駐在員研修用コンテンツも企画している。今後、警備会社や企業研修会社と提携することでVRだけでなく、講義、実習、eラーニングと組み合わせ、より効果的なプログラムを作成する。
現在、官公庁や自治体、消防庁、自衛隊などへの導入を働きかけている。
古瀬CTOは、「火事のときの焦げ臭いにおいや、触覚なども伝わるようにしたい」と精度を上げて、よりリアルな疑似体験をできるようコンテンツを進化させたい考えだ。(佐竹一秀)
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【会社概要】ブイテック研究所
▽本社=東京都新宿区新宿4-3-17 FORECAST新宿 SOUTH6階
▽設立=2015年7月
▽資本金=2500万円
▽従業員=5人
▽事業内容=映像体験システム開発