中国の旧正月に当たる「春節」前後の大型連休を迎え、損害保険大手各社が訪日中国人専用の旅行保険や、スキー場などの管理・運営会社向けの保険商品、多言語対応のコールセンターの設置など、サービスを充実させている。中国の経済成長は鈍化しているものの、訪日需要は旺盛で、損保各社による争奪戦は激化している。
東京海上ホールディングスは昨年12月、中国の大手保険ブローカー、江泰と提携し、訪日中国人専用の旅行保険を開発した。7日間滞在のケースで最も高くて200元(約3600円)。江泰経由で、中国国有旅行会社が主催する団体ツアー客を丸ごと取り込む。東京海上は、保険加入者の獲得目標を今年末までに20万人、5年後までに200万人に設定する。
損害保険ジャパン日本興亜が昨年6月に中国で投入したインターネット通販型の海外旅行傷害保険は、これまでに2万7000件を販売し、年間目標の3万件を突破する勢いだ。同社は昨年11月、自動車保険のコールセンターで5カ国語の対応を始めており、英語と中国語を中心に想定の3倍超の利用実績があった。