みずほ銀行は8日、2~10年満期の定期預金金利を9日から年0.005~0.06ポイント引き下げると発表した。金額や預入期間(1カ月~10年)にかかわらず、全て普通預金金利に0.005ポイント上乗せした0.025%で並ぶ。ゆうちょ銀行も8日、預貯金金利を引き下げると発表した。「定額貯金」は期間6カ月以上3年未満で年0.035%から0.025%に下がる。
みずほ銀は8日に金利を引き下げたばかりで、わずか1日で見直すのは異例だ。1000万円を10年間預けた場合の金利は、前週末の0.15%から0.025%へと2営業日で一気に0.125ポイントも低下する。これまで年1万5000円だった利息が2500円に大幅ダウンする計算だ。
日銀のマイナス金利導入の影響で、3メガバンクは同日から定期預金金利を一斉に引き下げたが、みずほ銀は他行に比べて引き下げ幅がやや小さかった。
また、長期金利の指標である新発10年債利回りは同日、前週末の時間外取引でつけた過去最低に並ぶ0.020%をつける場面があった。
このため、みずほ銀は定期預金金利をもう一段引き下げることにした。
各行は利ざや縮小を懸念して預金の抑制に動き出した。メガバンク幹部は「低金利でも貸出先が見つからず、預金金利を引き下げなければ収益は悪化してしまう」と嘆く。