決算を発表する日産自動車の田川丈二常務執行役員=10日、横浜市西区(会田聡撮影)【拡大】
リコール費用の拡大も足かせだ。昨年12月、米国でタカタ製エアバッグの異常破裂で新たに死者が確認され、今年1月に各社は追加リコールを迫られた。ホンダは新たなリコール費用の発生など販管費の増加が利益を圧迫して営業減益に陥った。竹内弘平取締役は「売り上げ増やコスト削減などの効果を全て取り崩した」と嘆く。
28年3月期は三菱自動車を除く6社が営業増益を見込む。ただ、トヨタ自動車やホンダ、富士重工業などは28年1~3月期の想定為替レートを1ドル=115円と設定しているが、足元では円高が進む。これまで業績を押し上げてきた円安効果がなくなる恐れがあり、各社の業績に影を落としかねない。