主に銀行が貸し出しを行う住宅ローンと異なり、自動車ローンは販売店やクレジット会社などが提供している。銀行などから資金を借りてローンを行うため、「日銀が低金利政策を行っても銀行の貸出金利が下がらないと影響は少ない」(クレジット大手)。
また、住宅ローンの金利は横並びが目立つが、自動車ローンの金利はブランドや販売店などによってまちまち。低金利は値引きなどと並ぶ販売促進策という側面が強く、ホンダも低金利キャンペーンについて「販売戦略の一環としてやっている」と説明する。
もちろん「金利が高い時代よりは低金利キャンペーンがやりやすくなっている」(国内自動車大手)のも事実。来年4月には消費税率の引き上げも予定されており、消費者は低金利キャンペーンや値引き額、税負担などを考慮しつつ、自分にあった購入方法を選ぶことが必要になりそうだ。