2015年11月11日、初飛行を終え着陸体勢に入るMRJ=愛知県春日井市(森本幸一撮影)【拡大】
MRJは約半世紀ぶりに開発された国産初の70~90席クラスの小型ジェット旅客機。最新鋭のエンジンを搭載し、大幅な燃費低減と騒音が少ないのが特徴だ。昨年11月に初飛行を成功させている。これまで国内外の航空会社6社から計407機を受注している。
ただ、約半世紀ぶりの開発となるため、納入計画は4度延期している。昨年12月には主翼部分の強度不足が判明し、17年4~6月に予定していたANAホールディングスへの納入を1年程度先送りすると発表した。
今後20年で客席が100席以下のリージョナルジェット市場は、5000機の需要があるとされ、三菱航空機は半数以上の受注を目指している。最大のライバルとなるブラジルのエンブラエルもMRJと同じ最新鋭のエンジンを搭載した小型ジェット機を開発中で、今後、受注競争が激化する可能性もある。
初飛行の成功後、MRJへの引き合いは増えており、三菱航空機は今回の受注で今後の販売に弾みをつけたい考えだ。