自然の中でゆったりと過ごしたいが、トイレやお風呂のことを考えるとキャンプには二の足を踏むといった消費者の気持ちをつかんだ。宿泊客からは「都会ではできないたき火を楽しめた」「ゆっくりできた」といった声が寄せられるという。沢田裕一総支配人は「キャンプやアウトドアを敬遠する人にこそ来てほしい。準備の煩わしさを感じずに、非日常的な感覚を味わっていただければ」と話す。
主に米国製の「モーターホーム」と呼ばれるキャンピングカーを販売するニートRV(千葉市)は、車を使ったグランピングを提案する。広々とした車内は、冷暖房完備でトイレやシャワーはもちろん、テレビや冷蔵庫、調理場まである快適な空間だ。“動く家”を拠点に、全国好きなところに移動しながらアウトドアを楽しめる。
同社の15年の中古車販売台数は前年比40%増だった。40~50代が中心だが、定年後に夫婦で旅行をするために購入する60代の人もいるという。
営業部の猪俣慶喜さんは「宿泊施設と異なり、予約や滞在時間を気にしなくて済むことが支持される理由の一つ」と話す。