95歳で元気だった母に教えられた介護事業にも取り組む【拡大】
娘としては、みっともないからやめてくれと思っていましたが、今は本当に尊敬しています。母が実践してみせてくれたからこそ、次に私が果たすべき使命に気付かせてもらいました。
◆新たな生きがい創出
今の70代は、知力も気力も体力も、昔とは比べものにならないほど充実しています。もちろん年金が必要な人もいれば、介護が必要な人もいます。しかし、必ずしも必要としない高齢者は、自らの意識を変えることで、また新しい生きがいに出合えるかもしれません。
登校する子供らの安全指導、買い物代行、相談相手、町の美化など。そして国も企業もそうした高齢者が活躍できる場をもっと提供し、その活躍には惜しみない感謝をおくる、そういう地域風土をつくることが何より大切です。
その姿を見せることが、また次の世代の健全な育成につながります。人は生命の最後の一滴まで完全燃焼させて誰かのために尽くし、感謝と尊敬を受け取ります。人としての尊厳に包まれて生きる、そんな社会をつくりましょう。
果たすべきミッションはまだまだいっぱいあると私は感じています。人間の尊厳を最後まで持ち続けることのできる国造り、それを世界に誇れる希望のロールモデルとしたいと思っています。(聞き手 廣瀬千秋)