北京市海淀区にある24時間営業の大型書店。ネットでの書籍販売は拡大しているが、実店舗の書店では飲食を楽しむなど“体験”を充実させてきている(中国新聞社)【拡大】
◆大手間の提携加速
また、注目に値するのは、天猫、当当網、アマゾンといった大手オンライン書籍販売サイトの間で提携の動きが加速している点だ。オンラインでの代理販売は今や従来型出版社が販売量を拡大するための最良の販路となっているのだ。
実際、安徽少年児童出版社は天猫に出店する複数の小売り書店と戦略的協力関係を結んだことで、昨年のオンライン売上総額が4500万元に上り、うち同社が出店する天猫の旗艦店で450万元、代理販売の小売り書店で4050万元を売り上げたという。
同出版社の販売責任者、陳彦氏は「消費者需要や適正価格に関する意見を直接聞くことができる上、販売チャンネルも増やすことができるすばらしいシステムだ」と話しており、ベストセラー作品の販売のみに力を入れたり、セール価格のみを売りとするようなサイトとは異なる点を強調している。
こうした動きの一方で、オフラインの実店舗書店も新たな活路を見いだしている。新華書店は昨年の「双11」期間中、天猫に出店している傘下のネット書店、新華文軒網絡書店と博庫網で購入した書籍を、20余りの新華書店の実店舗で受け取るサービスを展開した。さらに、新華書店でバーコードの読み取りによる天猫旗艦店上の書籍も購入でき、優待価格の適用や配送サービスの利用を可能にしている。(中国新聞社)
●=偉のにんべんを火へん