成田空港に初飛来したエアバス社の「A380」=2006年11月【拡大】
取り沙汰されるのは、高額のA380の購入費を払えないまま経営破綻したスカイマークの再生支援をめぐる駆け引きだ。
羽田に発着枠を持つスカイマークの取り込みの思惑が絡んだ再生支援のスポンサー会社選定の債権者集会で、スカイマークの大口債権者だったエアバス社が最終的にANAHD支持に回ったことで、優勢とみられていた米デルタ航空が競り負けた経緯がある。
集会後、ANAHDはエアバス社について「今後の事業戦略を評価してもらえた」と、将来的な機材発注に含みを持たせていた。また、今回導入されるA380に搭載されるエンジンはロールス・ロイス社製。同社もスカイマーク支援をめぐり、ANAHD支持に回った債権者だった。
こうした点にはA380導入発表の会見でも質問が集中。長峯取締役は再三の報道陣の質問に対し、「スカイマークの件が、検討を加速するきっかけになったことは否定できない」と認めた。