乗客には男性が多いものの、まさに老若男女を問わず。祖父母にせがんで連れてきてもらったという熊本県益城町の小学3年生、西郷陽人君(9)に、青ガエルの魅力を尋ねると、「丸い正面の“顔”が大好き。それに2枚窓の電車や列車はもうほとんど走っていないので、惜しくてたまらない」と、“通”のコメントをした。
北熊本-上熊本間の片道の所要時間は9分ほど。車体が古いせいか、よく揺れる印象を受ける。車内上部には旧式の扇風機が取り付けられているだけでエアコンはなく、夏場なら本当に暑そうだ。
「いつまでも忘れない」ファンからのメッセージ
上熊本駅へ向かう途中、池田駅にさしかかろうとする直前で、唯一のトンネルに入った。トンネルを抜けると、そこは絶好の撮影スポットだったのかファンが所狭しと池田駅ホームに陣取り、青ガエルの姿をカメラに収めていた。
やがて上熊本駅に到着。イスに座ったまま何往復かする人もいたが、大半の乗客は車外へ。空いた車内を見回すと、あちこちに張り紙が残されていた。