【eco最前線を聞く】省エネ実現ノウハウ、取引先に反映 (1/3ページ)

2016.2.22 05:00

 □キヤノンマーケティングジャパン 環境推進部主席・西尾元雄さん

 キヤノンマーケティングジャパンは本社ビル(東京都港区)で、特別な設備投資を行わずに2003年のビル完成時から約40%の省エネを実現した。その過程で得たノウハウを商品やサービスに反映させ、取引先の二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげることを経営の重点課題としている。そこでCSR本部環境推進部の西尾元雄主席に、今後の戦略などについて聞いた。

 ◆5倍以上のCO2削減目標

 --どういった考えに基づき環境対策を進めているのか

 「当社は『未来の森』という環境ビジョンを策定している。その中で重視しているのは、製品やIT(情報技術)ソリューションによる顧客の環境負荷の低減。目標数値は、自社の排出量に比べて3倍以上のCO2を削減することだ。着実に実績を積み重ねており、今後は5~6倍を目指す」

 --具体的な事例は

 「経済産業省が推進するカーボンフットプリント(CFP)を活用したカーボン・オフセット制度を導入している。これによって、キヤノンがオフセットしたCO2排出量を、ユーザーが自己排出分の削減量として利用できるようにした。製品使用時の排出量はオフセット総量の最大6割を占めており、環境活動の推進に貢献する。これまでは環境配慮型の再生複合機を対象としていたが、1月からは複合機全機種に適用した」

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